2007-09-12から1日間の記事一覧

『欠落』宮崎誉子

男性が主人公とはいえ基本的にいつもの宮崎文体で、内容も非正社員労働を描くというこれもいつもの内容。 でも面白い。宮崎誉子は、マジでプロレタリア文学作家たろうとしているのではなかろうか。すばるのこの間の「プロレタリア文学の逆襲」という特集では…

『新潮』 2007.9 巻頭読切

たしか先月からいちいち触れてませんが、今月(10月)の文芸誌は、各誌なかなか楽しみな内容だと思います。 なかでも『新潮』の平野啓一郎の連載が増ページだったのは感涙です。 あ、あと石原慎太郎の連載がやっと終わったのも。(文學界の売上が来月から伸…