2007-02-26から1日間の記事一覧

野間文芸新人賞の選評

町田康を敬遠してきたと書いたけれど、それは作品のことであって、彼の選評というのは選評好きの私としては当然よく目にしていて、イヤな感じを受けたことはほとんど無い。 むしろ選考委員のなかでたいてい一番毅然としているのは、町田氏だったような気もす…

『宿屋めぐり』町田康

なんだ結局これがいちばん面白かったとは。 そもそも町田康はずっと敬遠していて、なぜかというと、辻仁成っていう町田と同じようにロックから文学っていう人がいて、当然大嫌いで、その活動スタイルから作品の題名に至るまで全てが大嫌いで、あまりにキライ…

『群像』をまた借りてきた

連載作品がどれもイマイチだったので、残る町田康の連載を最初から読むために昨年の1月号を図書館で借りてきた。