2013年1月号

読む前から与太と分かり切っている中沢新一の『赤から緑へ』に一切目を通すつもりもないのは当然として(ちなみに私は中沢新一とか内田樹みたいなのは新手の右翼だと密かに思っていて徐々にその相貌が明らかにあると予言しておく。けっきょく反TPPなんて言うけどグローバリズムで富が新興国へと流れていくことへの既得権者の意識されない抵抗じゃないかと思ってるのだ。)、よくもこれだけ読む気のしない作家を新年から集めたものだ、と思う。
といってもそれは単に趣味的な判断で私の肌に合わないだけかもしれないのだが、以前このブログ始めた当初は文芸誌に載るものは何でも目を通してやろうと思っていて、例えばすばるでいえば『アグルーカの行方』とかまで去年は読んだりしたのだが(たいして面白くなかったよ!)、もう、そういうのは止めようと新年号をみて思った事であった。
というわけでこの号、古川日出男青来有一瀬戸内寂聴などは読んでいない。島田雅彦長嶋有に関しては、何の記憶もメモもなく、読んでいないのかもしれない。奥泉光の連載がその前の号から始まったことは救い。