『群像』 2012.5 読切作品ほか

まとりあえずチェール・サネンの、自分から転んで膝蹴り食らうというヘタレぶりは放っておくとして。


普段それほど熱心にテニスを見たりはしないのですが、ウィンブルドンではジョコビッチユニクロ着ているのが何かすごく気になりましたね。トップ選手は皆ナイキみたいなのよりはいいのかもしれませんが、あのユニクロの白抜きの赤いマークは、そのへんの高校生が走らせてるチャリのかごの中とか、スーパーの食品売り場でオバサンが手にしたりしているのがもっともしっくりしているものとして刷り込まれていて、違和感がとれませんでした。
そういえばナイキといえば「ジョーダン」で熱心なファンが多いらしいですがその昔エアフォースだかなんだか定番ということで履いてみたものの、え?なんでこんなものがロングセラー?って感じで、一度もナイキ買ったことがないのでした。また今思い出したのですが、一時期なぜかああいうハイカットなものが流行っていてスニーカーの半分くらいそんな形で、ユーイングとか自分のブランドシューズとか出してましたよね。どこへ行ったんでしょうかユーイング。私も気がつくとリーボクとか買ってしまいましたが(ナイキやアディダスと異なってとりあえず足にはすっと馴染んだのです)、上級モデルにはポンプとかいってなんだか怪しげなものがついていました。ハイカットモデルは多くが履くと足が異常に臭くなるのが特徴でしたが、これは私だけかもしれません。
そんなこんなで、ようするにフェデラーウィンブルドン勝って嬉しいという話でした。べつにフェデラーが好きというわけではないんですが(フェデラー夫人はすごくかわいいけど)、あの決勝の対戦相手の地元の選手みたいに、いちいち喜怒哀楽を顔に出すタイプの選手がどちらかというと苦手なんで、負けて欲しくて仕方なかったという。でもよく考えたらマッケンローみたいなのに比べればぜんぜんマシでしたね。テニスもテクニカルファウル制を設けたらどうなんでしょうか。(もうあったりして?)
私は、フィル・ジャクソンとかベリチックとか一見何もしていないないように見える人が好きです。でも彼らみたいにハラワタ煮えくり返ってるのに表情でない人ってとくに鍛錬が優れているとかじゃなくて、きっともともとそうなんですよね。