『すばる』 2010.6 面白い作品

ついにというか予想通りの時期にというか、辞めましたね。
解散ではなく辞任でしたが、あれだけ獲得した議席を間違いなく失うような事なんて期待できる筈がありません。民主党に投票したのが悪いわけで、いくら後悔しようが参議院の選挙で別の政党に投票する事しか抵抗の道はありません。


で、偶然鳩山さんの辞任ぶらさがり会見をみたのですが、最後の質問の答えが印象的で、北方領土問題の進展がなされなかったことが総理として一番の心残りだったそうで。まあ、正直に言ってるなという感じがして嫌な感じは受けませんでしたが、つい最近まで騒いでいた基地問題はやはり一番ではなかったんですね。
それにしたって、北方領土だって、アメリカにとっての沖縄以上に、ロシアにとっての戦略的価値は高いわけで、アメリカに簡単に説得されてしまう人がどうにか出来たかどうか疑問です。なんて、辞める人に厳しい事言うのはあまり好かれる行為ではありませんね。確かに次期選挙に出ない宣言をしている訳で、なかなか思い切った発言で、これは守られるのではないでしょうか。
そもそも野党時代には、秘書が問題あったら自分もやめろとかあんな事こんな事言ってたじゃないか、と言って鳩山さんは突っ込まれがちでしたが、野党なんてのは突っ込みどころがあれば突っ込むのが仕事みたいなもんですから、ブーメランだの何だのと何時までも言い続けるようなのもどうかな、と思います。
そもそも人間なんてそんな一貫してないぞ、と。まあ私の場合の批評軸の一貫性のなさは格別なのかもしれませんが。


たまには、その号の発売中に書いてみたりして。面白い評価ならそれほど問題ないでしょう。