『ことばの蟻たち』青来有一

どうもここで描かれている主人公の中年女性に対する眼が、女性蔑視とまではいかないが、いやらしさを感じて、読んでいて嫌な気持ちにさせられた。さいごにこの女性が性的な事をされるのだが、こういう歳で一人身の女性は大抵そういう事を期待しているものなんだ、的な描かれ方。易々とこんな事をされるような人いるか?逆に警戒心が人一倍強いからこそ、中年で独身なんだろう?
純文学だからって、赤裸々な性を描かなくても別にいいのに。