『文學界』 2009.11 読切作品

タバコ増税弱いものイジメ問題以降、どうしても民主党に厳しい目を向けてしまいがちな昨今の私ですが、事業仕分け云々の政治ショーは見ていて胸が痛くなりました。
公開の役人イジメではないですか。公開でこういう議論がなされるのは良いこと、とかいうTVコメンテイターも居ましたが、そりゃ民主党が陰で役人に丸め込まれる可能性が高い素人集団ということを考えると、良い面もありますが、あれって議論と呼べるようなものだったんでしょうか。
とくにまちづくり事業なんかでは、民主党の人が「地方にとっては大きなお世話」とか言ってましたが、え?あの事業費って地方が出す計画を国が主に財政面で色々サポートするものであって、地方は基本的に歓迎の立場でしょう?と驚きを禁じえず。こりゃ反論する気も失せるでしょうね。
というか地域がまたがって影響がでそうな事業で自治体同士がもめた場合なんかは当然上から断を下さねばならない場合もあるでしょうし、だいいち地方議員の高額な報酬ひとつとってみても地方なんかに全てを任せられる訳がないじゃないですか。国以上に無駄使いするだろうとしか思えないのですが。役所の庁舎ひとつとってみても中央省庁なんかは無骨なただのビルみたいな建物が多く、しかも複数省庁同居だったりしますが、地方行くとなんか建築家がこぎれいにデザインしたようなロビーがやたら広かったりするような豪華な庁舎が数多く見られませんか?
まあそういう事です。
というか、ふるさと創生事業とか言って地方に好きに使ってと金をばら撒いてどんな事がなされたかもう忘れてしまったんでしょうか?民主党が嫌う箱物なんかも作られたんではなかったですか?
地方分権地方分権言うのが今マスコミでは流行ですが、地方に大幅に権限を委譲した結果、大幅な市民税アップとか余儀なくされてけっか住民離散してゴーストタウンなんて事にでもなれば、へたすりゃ過疎化推進です。


すっかり文芸作品より巻頭言の方がメインになってしまってますね・・・・・・。