『群像』 2009.10 読切作品

ここ数年、出版社とか書店とかに関しては暗いニュースばかりですが、他のメディア業界もあまり芳しくなさそうですね。
音楽業界などは言うまでもないでしょう。実のところ私などは200枚は間違いなくCDを所有しているし、多少値の張るコンポももっている音楽好きな方の部類だと思いますが、過去5年くらい国内アーティストの新盤を購入したことがありません。激安輸入盤かもしくは中古。しかも多くは両方で、輸入盤の中古という状態。これでレコード会社が儲かるはずもありません。アーティストの皆さんには申し訳ないのですが、文学と違ってさいきん私が聴く音楽は死んでしまった人のものばかりなので。
ところでコンポですが、メイン機器であるアンプは私が持っているのはサンスイのもので、30年位前に10万円くらいの定価で売っていたものを10年以上前に2万で手に入れたものです。ややこしいですが。
アンプといえばサンスイサンスイといえばアンプなんて言われて昔は有名でしたが、今はそんなどうでも良い事知る人なんて殆どいないでしょう。サンスイも会社として何やってるかよく分からない会社になりましたし、デジタル時代はどこが作っても大して音が変わりません。だいたいオーディオ機器に10万とか金を使うなんて今は考えられないでしょうね。しかし、それまで使っていたデンオンの安いアンプと比べたときに音の迫力が全く違うのに驚いたのを覚えています。
とはいえ誤解されると何なので言っておきますと、別にオーディオマニアでは私はありません。だから、このアンプも説明書がないので意味が分からないスイッチがあったりして、それでもずっと気にせず使ってました。ネットで見たらあまり意味のないスイッチでしたが。
このアンプ音は良いのですが重さだけはどうにかならんかとは思います。20キロもします。これを家まで担いできたんですよね。これは無理だわ血圧上がって死ぬと思って、最寄の駅からはタクシー使いましたが、不思議なのは、どこの中古店で買ったかの記憶が定かではない事。原宿から程近いところにあった店の店頭で一目惚れ覚えがある一方で、重たい思いして担いだ記憶があるのは秋葉原の路上なんですよね。


今日は『群像』についてですが、じつは野間宏の小説が一番面白かったなんて言ってはいけませんよね。