『新潮』 2009.6 読切作品ほか

先日信号待ちをしていたら、道路に財布が落ちていたので直ちに拾って交番にもっていきましたが、交番に人がいませんでした。結局、持ち主と連絡が取れるまで多少時間がかかってしまいましたが、こういう面倒くささのせいで、皆財布が落ちていてもわざわざ拾わないのでしょうか。けっこう交通量の多いところで、車が列をなしていたのですが。
前にも書いたように私は小心者なので、ネコババするつもりなど微塵も無く、90%くらいは恐らく探して困っている人を早く安心させたいという気持ちと、10%は大金でも入っていたらお礼をごり押しされてオイシイ思いもしてしまうかもという邪な気持ちで、迷わずすぐに拾いました。
学生の頃コインランドリーに財布を置き忘れて以来しばらく財布を使わなかったくらい守銭奴な人間ですから、落としてしまった人の気持ちを考えるとほうっておけないのです。私の場合あのときは1500円しか入っていなかったのですが。
ちなみに腕時計もうっかりなくしてしまってから今まで、したことがありません。あれもカシオかなんかの1000円くらいのものでしたが。
話は変わりますが、これだけ携帯が普及してまだ腕時計が商品として世に残っているというのも不思議な話ですね。


手短に。