『新潮』 2008.7 読切作品

えーと、芥川賞が楊さんに決まったというのを昨夜の風呂上り(というか正確にはシャワーあがり)に知りました。選考会の日だったんですね。争ったのは磯崎氏の作品だそうで、まあこの作品は読んでいないものの世評からすれば妥当かも知れず、ここのところ意外性のない作品が選ばれるというのが続いております。いや「意外性がない」というのはあくまで文春的になのですが。
楊さんはどんなに苦労していても基本に楽観が横たわっているような所があって、そういう人は大好きなので以下は心を鬼にして言わせていただくと、芥川賞作品としてはやはりやや通俗的なのは気になるところです。
それにしてもこの受賞、内容が内容だけに中国で大きく報じられることがあるのかどうか、興味深いですね。すくなくとも党中央が喜ぶような作品ではないことは確かでしょう。


今日は(も)すでに店頭には無い号の作品を。