『新潮』 2007.11 読みきり作品

国家の品格』とかいう私にとっては全くどうでも良い本を書いた人が、"現在の大学生は本をあまり読まない。石川達三丹羽文雄10人に1人ぐらいしか知らないんじゃないか。"という趣旨のことをいってるのを目にしましたが、恥ずかしながら両方とも読んだことありません(し、とりあえず読むつもりもありません)。
ていうか、最近の大学生に罪を着せようにも実際問題、よほど大規模店にいかないと、丹羽文雄なんてもはや置いてないんじゃないでしょうか。ありますかね?
我々が大学生のころだって、丹羽文雄なんて読んでいるやついたかなあ、と昔を思うに、ちょっと本好きなやつでも村上龍とか春樹とか島田雅彦高橋源一郎ぐらいであって読む対象が少し狭いかなという気配があって、共通の教養というものがなくなった分、今の大学生のほうがずっとラノベだの外国作家だの多様な気がするんですけど。
まとりあえず昨日今日はじまった事でもないし、みんな日本語話せるわけだし、あくまで他のいくつかの国に比べれば、共通の教養がそんな心配するほど失われちゃいなんじゃないか、と。