松浦寿輝の評論

松浦寿輝がここで扱ってることがらって、近代が、その現場において、どういうふうに成り立ってきたのか、みたいな事で、それなりに関心があるはずなのに、あまり面白さを感じないのは何故なんだろう。
丹念に読めばなかなか面白い事が今月も書いてあるんだけど、ほぼ毎月あまり丹念に読もうとしない私。真面目な学者の論文を読まされてる気持ちになるからだろうか。
福田和也のように少しは大げさに書けとまではいえないので、なんとも難しいが、少なくとも『新潮』は学術誌ではないんだよね。