『上機嫌な私』小谷野敦

文學界じたいは取り上げても、小谷野氏のこの連載はあまり言及してこなかった筈。というのは、はてなダイアリーのご本人の日記を知っている私としては、その面白さに比べ文學界での小谷野氏はちょっと大人しくて物足りず、あえて言及する気もしなかったのである。
そのご本人の日記によれば、なんとこの連載打ち切りらしい。残念。
あえてここでは言及してはこなかったが、高橋源一郎の連載なんかよりは、もちろんずっとずっと面白かったのに。


小谷野氏はこの連載で、その高橋源一郎のことを間接的にDISってる(直接には内田樹)。
そういえば文学まであと少し、の田中和生も、保坂和志とまとめてだからこれもやや間接的に高橋のことをDISっていた。その後すぐ連載が終わった。
もちろんたんなる偶然で、高橋源一郎が何かしたなんてことはまず無いだろう。編集に文句いったりとか、手回したりとかの画策めいた事をするような人とは思えないし、小谷野氏の場合は小林信彦批判をやろうとしたのが原因らしい。ただその偶然が面白かった。