『五月』アリ・スミス 岸本佐知子訳

木に一目ぼれして、我を忘れたようになってしまう女性と、その恋人の話。
超短編というほどではないけれど、短い小説。
たしかに面白かったんだけれども、いままで短編というのを楽しんだ経験があまりなくて、その今までを超えるようなものでもなかった。
ラストが非常に良かったんだよね。とても印象的で、分かる!、という感覚があって。
愛するというのは、振り回されると言う事で、それでもそばにいたいという事なんだという所は大いに共感した。
ラストがこうではなかったら、評価もだいぶ違ったんではないか?