平野啓一郎『決壊』

これがあるために発売日が恋しい。
文学ファンでありながら、読みにくいという噂で彼の作品をこれまで全く読んだことがなかったのだが、これは読みやすく、面白い。
父親が鬱になって、家族のあいだに緊張が走るところなど、かなり書けていると思う。
どういう展開になるのかドキドキしながらいつも読んでいる。