2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『母性のディストピア−第三回』宇野常寛

今回は矢作俊彦についてらしいので目を通すことにする。(高橋留美子だの何だのいかにもサブカルもフォローしてますよみたいな名前はどうでも良い。) 冒頭から暫く、下北沢なんかに依拠して抵抗したって間抜けだよ、となかなか良い事を言ってるようなのだが…

『新潮』 2009.1 連載評論

最近印象的だったのが、先日見たチリの独裁政権に関するドキュメンタリーでした。 まあピノチェトが行った事はすでに広く知られていて、ドキュメンタリーのなかで大きな新事実が出ていた訳でもないのですが、ピノチェトの熱狂的な支持者が居ることに驚きまし…

『デンデラ』佐藤友哉

三島賞作品よりは退屈せずに読めたが、それはたんにこの小説がミステリ系の娯楽小説としてより完成度が高いから。ただそれだけに過ぎない。ミステリ系の娯楽小説であるからして、宮部みゆきあたりを読むのと一緒で、驚きも悲しみもなく、ようするに心動かさ…

『新潮』 2009.1 読切作品ほか

年末は特番らしきものを全く見ず、アメ横にも行かず、おせちやお雑煮も食べず、年賀状も書かない年末年始をずっと過ごしています。 そもそも初詣というものには行ったことがなく、紅白も小学生のとき以来見てないのですから、まあそういう素地はあったのです…