『すばる』 2011.8 読切作品

私が住んでいるところの同じ階に、本当の苗字は違うのだけれど、「ナカソネさん」と思わず言ってしまいそうになる頭の人がいるのですが、壁越しに分かる彼の音楽の趣味はパンクです。


今は全く聴かないしCDも売り払ってるんですが、ニューウェーブ的洋楽が全盛のころ、そういうロッキンオン的音楽と、バーン的な、いとうせいこうじゃなかった、いとうせいそく的音楽とは、けっこう対立していました。
当時勤めていたところで、ホワイトスネイクからスレイヤーまで、メタル的なら幅広くなんでも聴く後輩がいて、なんかのきっかけで私の部屋に来てCD聴いたりすると、何ですかこのヘロヘロしたボーカル(笑)、とか言われてバカにされたものですが、2012年の今になると、アイアンメイデンのほうがニューオーダーなんかより確かに全然格好いいですね。love will tear us apart again と歌うような文学性はきっと皆無なんでしょうけれども。
フレーミングリップスとか数秒で聴くのを止めてしまった彼とは音信不通ですが、もう少し仲良くなれたのになあと思ったりもします。陸上をやっていたらしくちょっと尻がプリっとしていて・・・・・・。


電気料金の値上げが波紋を呼んでいますが、原発に反対するならば、基本的には、あくまで基本的には、ですが、飲むべきでしょうね。あまり値上げに文句をいうと、じゃあ新潟の原発動かさせてくださいよ、とか言われそうですから。化石燃料を使うということはそういうことなんだと。(まあウランやガスなどもそれなりに上がってはいるのですが。)
それにしても東電がどうせ次の選挙では民主惨敗、自公政権になれば追求も弱まるだろと考えているのがうっすら伝わってきて、なんか頭に来ますね。永久に国有化するわけじゃないんだから財務省も折れればいいのに。いちど徹底的に改革して、また民営化する余地ができればそこはすればいいわけだし。
民主党がタバコ値上げしないと言い切れば投票するんですけどね。まあ選挙前に言ったことは殆どあてになってないんですが。