『群像』 2010.6 読切作品ほか

さて、テレビは(家に人が居ないかぎり)余り見ないもののラジオはわりとよく聴く私としては、サッカーの話題ばかりなのに悩まされてきましたが、やっと終息気配でやれやれです。
しかしその終息に際して、「たくさんのユーキをもらいました」「ありがとうございました」云々誰もが似たような馬鹿みたいなことを言うのに、最後になって一段とウンザリさせられましたが。
私のために代表になって戦ってくれと頼んだ覚えはないし、選手達だって殆ど自分から進んでやっているのでしょうから、感謝する気持ちなど微塵も湧かないのですが、私は異常でしょうか? ていうか、日本の「みなさんの思い」や「綿々と続く」なんとやらを、勝手に背負わないでください。どうせ事後的なもんでしょうに。それとも何ですか。今回は結果オーライですが、もしWCそのものに出場できないくらいだったら思いが足りないとか、綿々と続くものが途切れたとかいう話になるんですか、と。


いやいや、またストレス発散しました。
しかし、誰のためにでもなく、ギリギリのところで出来る出来ないに企図していく姿だけで、それだけで充分なんですけどねスポーツなんてのは。まあ、そのギリギリが、我々の想像力から遠ければ遠いほど、より心が動かされてしまうっていうのはありますけどね。アマチュアドライバーのギリギリよりも、マンセルやフレディスペンサーのギリギリの方に目が行ってしまう訳ですから。(馬力規制されてるっぽい最近のモータースポーツに余り詳しくないのですが)
しかもサッカーというのは、その企図が充分に生かされないと来ているんだから更にどうしようもないという。誤審もけっこうあったようですが、キーパー以外の人間がゴールの枠内に入るタマを手で止めてもテンディングすら認められないなんてのは本当に驚きで、は?という感じです。


群像で言及してない作品があったので書きますが、あまり書くことなかったり。